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内科・皮膚科疾患のお話

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胆石症について

胆石症は胆嚢という袋に石が出来て、それが袋の出口である胆嚢管につまって痛みが出る病気です。
肝臓で作られた胆汁という油ものを消化吸収する酵素は、胆管という管を通って、一時胆嚢に貯められます。油ものを食べた時に胆嚢は収縮し胆汁液を押し出します。押し出された胆汁液は再び胆管を通り、膵液の通る膵管と合流して、十二指腸内へ分泌され、食べ物と合わさって消化吸収されます。
胆嚢内の石は、油ものを摂取すると胆嚢が動くため、その際に痛みが出ることが多いです。痛みは上腹部から右季肋部、右肩甲骨から右肩まで及ぶこともあり、激痛です。無症状の場合は経過を見ることが多いですが、痛みを伴う場合は、治療が必要になります。内服薬で石を溶かす治療もありますが、小さな石しか効果がなく、手術になる場合が多いです。

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