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内科・皮膚科疾患のお話

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紫外線について

■紫外線とは

紫外線とは、暑さもまぶしさも感じない太陽光の一種です。 シミ・そばかすや肌老化の原因のひとつで、気温や天候・季節に関係なく一年中降り注ぎます。

 

■紫外線の種類

紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があります。

地上に到達するのが「UV-A」と「UV-B」で、「UV-C」はオゾン層で吸収されてしまうため地上には到達しません。

 

□UV-A

「生活紫外線」とも呼ばれます。
表皮を通り越して「真皮層」まで届きます。
すぐに肌を黒くさせ、時間をかけて肌の弾力やうるおいを奪い、シミやシワの原因になります。

波長が長いUVA波は、オゾン層を通り抜けやすく、地表に届く紫外線の95%を占め、UVB波の20倍以上も常時降り注いでいるといわれています。

そのため肌の奥まで到達し、じわじわと肌に様々な影響を及ぼします。

 

□UV-B

「レジャー紫外線」とも呼ばれます。

紫外線を浴びて肌が赤くなるのは、UVBの影響。

表皮にダメージを与え、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を活性化させます。

 

■紫外線の強さ

紫外線の強さは、季節だけではなく天気や時間帯によっても変わり、季節では4月〜9月頃にピークを迎え、時間帯は10時〜14時頃が強くなる傾向にあり、曇りの日よりも晴れの日の方が強くなります。

時間帯によるピークはあまり季節と関係ありません。
夏はおよそ60%、冬はおよそ70〜75%の紫外線が10時〜14時頃に降り注いでいます。

紫外線が強くなり始める季節は春先からです。

また地上に降り注ぐ紫外線にはUVAとUVBがあります。
それぞれがお肌に与える影響は異なり、特にUVAはお肌へ老化現象をもたらす大きな要因になります。

 

□それぞれのピーク

UV-Aは4月~8月がピーク。

地上に降り注がれる紫外線のほとんどがUVAです。
お肌の老化現象である光老化を引き起こす最大の原因となる紫外線です。

照射量は多少変わるものの、季節や天候に左右されず年中降り注いでいます。浴びた分だけ体に蓄積されやすく、エネルギー自体はあまり強くありません。

そのため、急激にお肌に影響を与えるわけではないのですが、波長が長いためお肌への浸透力が高いのが特徴です。
お肌の真皮部分にまで届き、じわじわと老化現象を引き起こします。
真皮層で生成されるコラーゲンやエラスチンに影響を与えて、シワやたるみを生じさせます。またメラニン色素の生成を活発にするため、シミができやすくお肌の黒化の原因にもなります。

雲やガラス窓も透過し、雨の日や曇りの日も関係なく降り注いでいます。
照射量に多少の変化はありますが、一年中降り注いでいます。UVA対策は年間を通してすることが望ましいといえます。

 

UV-Bは6月~8月がピーク。

夏場に日焼けで赤く炎症を起こし、お肌がヒリヒリしたり褐色になるのは、紫外線UVBの影響です。

波長が短いためお肌の真皮層にまでは届きにくいですが、UVAに比べるとエネルギーが強くお肌の表面に急激に影響を与え、シミやそばかすの原因になります。

UVBはUVAに比べると曇り空の日には照射量が半減します。
それでも多少は降り注いでいるため、やはり対策することが大切です。

UVBはUVAに比べると対策が取りやすいです。
日焼け止めはもちろんですが日傘や帽子、衣類などでも工夫すると十分効果的です。
9月を過ぎる秋頃まではしっかり対策しましょう。

 

何かご不明点ございましたら当院までお問い合わせください。

東京メトロ東西線・葛西駅西口より徒歩5分、葛西内科皮膚科クリニックです。

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