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内科・皮膚科疾患のお話

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高血圧について①

高血圧症】についてのよくあるご質問をQ&Aでまとめました。

 

Q.血圧とは何ですか?

A.心臓から送り出された血液が、血管の壁に与える圧力を血圧といいます。

上の血圧とは、心臓の収縮によって血液が全身に送り出される時の圧力で、収縮期血圧といいます。

下の血圧とは、心臓の中に血液が流れ込み心臓が拡張して元の大きさに戻る時の圧力で、拡張期血圧といいます。

 

Q.高血圧とはどういう状態ですか?

A.血液が血管を流れる時に、血管の壁に正常よりも強い圧力がかかっている状態を指します。

血圧が高い以外に自覚症状はないことが多いですが、頭痛・めまい・肩こりといった症状が出る方もいらっしゃいます。

 

Q.高血圧の診断基準を教えてください。

A.収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上で高血圧となります。

上の血圧もしくは下の血圧どちらかが診断基準を超えている場合も高血圧となります。

上の血圧だけ高いときは収縮期高血圧、下の血圧だけ高いときは拡張期高血圧といいます。

また家庭での血圧測定の場合、上の血圧が135mmHg以上または下の血圧は85mmHg以上で高血圧となります。

加えて正常範囲内であっても上の血圧が130~139mmHgもしくは下の血圧が80~89mmHgの場合は正常値高血圧と呼ばれ、高血圧にならないように注意することが大切となります。

生活習慣や食事の見直しをし、高血圧に移行しないように気を付けましょう。他にも気になる点などがありましたら一度医師に相談してみましょう。

 

Q.家庭での血圧の測り方はどうすればいいですか?

A.医師の指示にもよりますが、基本的には朝晩の2回測定します。

安静にした状態で測定してください。測定の前に喫煙・飲酒・カフェインの摂取は控えましょう。

朝の測定は起きてから飲食や服薬をする前に測定することが推奨されています。

測定機器はいくつか種類がありますが、上腕にカフを巻いて測るタイプのものが安定して計測できるためおすすめです。

測定後は血圧手帳に毎日記入し、診察時に医師にお見せください。

 

Q.病院に来た時だけ血圧が高くなります。治療は必要ないですか?

A.「白衣性高血圧症」と呼ばれる現象があります。自宅では正常な血圧なのに、病院で測定すると血圧が高くなる現象です。

医師や看護師の白衣が名前の由来です。多くは病院などの雰囲気に緊張してしまうことが考えられます。

家庭での血圧測定が大切となりますので、出来れば毎日測定し、医師に記録をお見せください。

ただ「白衣性高血圧だから」「家庭での血圧は正常だから安心」と考えるのは危険です。

近年、白衣性高血圧の人は、正常な血圧値の人に比べ高血圧症に移行しやすいということが分かってきました。

肥満、脂質異常症、糖代謝異常などの合併症がある場合は心血管リスクのことを考え、白衣性高血圧でも治療を考慮する必要があります。

合併症がないときは治療は必要ありませんが、高血圧を発症した時に早期発見ができるように、家庭血圧をしっかり測りましょう。

血圧が上昇した場合は受診し医師に相談をしてください。

 

Q.下の血圧だけが高い場合は何が考えられますか?

A.上の血圧が正常で、下の血圧のみが高い場合も高血圧となります。

上の血圧は問題ないということは、心臓から近い大血管の弾力性は保たれている状態と考えられます。

下の血圧のみ高いという場合、心臓から遠い末梢血管(細い血管)が動脈硬化などにより血管壁が固く血液が流れにくくなっていることが原因だと考えられます。

このような症状は若い方に多く見られる症状です。

これは生活習慣の乱れ(肥満・運動不足・偏った食生活など)が上記症状を引き起こす要因と考えられます。

同じ生活習慣を続けていくと、正常だった上の血圧も徐々に上昇してしまうこともあります。末梢の血管から始まった動脈硬化が徐々に太い血管へ進行し、上の血圧をも上昇させてしまうためです。

 

まずは生活習慣の改善をしていくことが何より大切です。ただし、生活習慣が改善されても血圧が高いままの場合は、将来的な合併症予防のためにも末梢神経の血管を広げる作用の薬を合わせて服用する必要があります。

また、更年期の方の女性ホルモン(エストロゲン)の減少が原因で血圧が高くなる場合があります。

エストロゲンの減少に伴い、血圧をコントロールしている自律神経の働きが乱れ、血圧が不安定になることが要因です。

片方だけが高いからと油断せず、一度医療機関を受診し医師に相談されることをおすすめいたします。

 

Q.上の血圧だけ高い場合は何が考えられますか?

A.先ほどとは反対に、上の血圧のみが高い場合は動脈硬化が考えられます。

動脈硬化により血管の弾力性が失われると上の血圧は高くなり、拡張期血圧は低い状態になるといわれています。

また収縮期と拡張期の血圧の差を脈圧といいます。

脈圧が大きくなると脳卒中や心筋梗塞等の発症率が上がるという報告もあります。

上の血圧だけ高く下の血圧が正常~低い場合はこの脈圧が大きいということですので、医師に相談ししっかり治療していきましょう。

 

 

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