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内科・皮膚科疾患のお話

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大人のおたふく風邪について

おたふく風邪(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスの感染が原因となり発症します。
耳の前にある耳下腺が腫れるのが特徴で、他に発熱や筋肉痛、頭痛などの症状があります。
過去に感染したり、ワクチンをうつことで免疫ができますので、ほとんどの方は大人になるとおたふく風邪の免疫を持っていると思われますが、もし大人になってからおたふく風邪にかかると重症化しやすい傾向にあると言われています。
おたふく風邪が重症化すると合併症が出てくる可能性があります。おたふく風邪の主な合併症は、無菌性髄膜炎、精巣炎、脳炎、卵巣炎、膵炎などです。ごく稀にですが、合併症により難聴になる方もいらっしゃいます。
特に精巣炎は思春期以降におたふく風邪に感染した男性のうち20~40%ほどの方が引き起こされると言われています。また女性の7%ほどが卵巣炎を引き起こされると言われています。

おたふく風邪にかかった場合、特効薬(おたふく風邪の抗ウイルス薬)がありません。
このため予防が大切になります。
おたふく風邪の予防に最適なのがワクチン接種(ムンプスワクチン)です。もし今までおたふく風邪にかかられたことがなく、ワクチン接種歴がない方は一度ご検討されてはいかがでしょうか。
当院でも予約制にてムンプスワクチンの摂取をおこなっておりますので、気になる方は一度ご来院ください。
(※予約されてからのお取り寄せとなり、前金制です。詳しくは一度御来院いただくか、お気軽にお電話をください。
また、小児の方は小児科での接種をお勧めしており当院ではお断りしております。ご了承ください。)

葛西内科皮膚科クリニック

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