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内科・皮膚科疾患のお話

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溶血性貧血について

体内での赤血球の寿命は約120日ですが、これよりも早期に赤血球が体内で破壊されて起きる貧血が溶血性貧血です。
貧血で多いだるさや息切れ、めまいなどの症状に加えて、溶血性貧血では黄疸や脾腫(脾臓が腫れる)症状もみられるようになります。
溶血性貧血の原因は様々ですが、半分ほどは自己免疫性溶血性貧血と言われています。免疫機能に異常をきたして、本来破壊しなくても良い赤血球まで破壊してしまうようになった状態です。
他、発作性夜間ヘモグロビン尿症という病気も溶血性貧血の原因となります。
溶血性貧血かどうか調べるには、まず採血して血液検査を行うことになります。その後必要に応じてCT検査やMRI検査などの画像検査をし、リンパ腫の合併や脾腫の有無などを調べます。
超音波検査で脾腫の有無や胆石を調べることもあります。
他の血液疾患が合併している可能性が考えられる場合には、骨髄検査を行います。
こうして検査をし、溶血性貧血の原因の疾患に適した治療を行うことになります。
当院では採血(血液検査)と超音波検査が行えます。医師が必要だと判断した場合は他院の専門を紹介させていただきます。
貧血には様々な原因疾患が隠れていることがありますので、お悩みの方はまずは一度内科をご受診ください。

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