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内科・皮膚科疾患のお話

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痛風について

健康診断などの採血結果で、尿酸値が高いと言われたことはないでしょうか。
尿酸値が高いままで放置すると尿酸の結晶が関節に沈着してしまい突然足の親指の付け根などの関節が赤く腫れて激烈な痛みが起きることがあります。これが痛風発作です。主に夜から朝方にかけて痛みが起きやすくなります。血液検査での尿酸値は7.0mg/dL以内に保つことが理想的です。すでに痛風発作の既往がある方は発作経験のない方にくらべ発作が起きやすい傾向がある点も注意が必要です。痛風が怖い点は痛風発作だけではありません。尿酸値が高いと抗酸化作用(体が酸化されてさびないように自ら体を守る作用)の邪魔をしてしまい腎臓をはじめとする臓器を痛めてしまう恐れがあるのです。食生活が健康的でないなぁとの自覚をお持ちの方は食生活を見直すのも治療として大事なことです。当院では管理栄養師による栄養指導を行っております。ご自分に合った食生活を管理栄養士と相談しながら計画立ててみてはいかがでしょうか。高尿酸血症は基本的には内服が必要なことも多いのですが、将来合併症で辛い思いをすることを避けるためにも気になる方は内科への受診をご検討ください。

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