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内科・皮膚科疾患のお話

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知って得する! ジェネリック医薬品ってなに?

こんにちは! 葛西内科皮膚科クリニックの看護師です😊

お薬を処方されたとき、「ジェネリックにしますか?」と聞かれた経験はありませんか? 「ジェネリックってよく聞くけど、先発医薬品と何が違うんだろう?」「本当に効くの?」と、疑問に思っている患者さんもいらっしゃるかもしれません。

今回は、そんなジェネリック医薬品について、先発医薬品との違いメリットデメリットまで、分かりやすく解説していきます。賢くお薬を選んで、治療を続ける上での負担を減らしましょう!💊

 

💡ジェネリック医薬品とは? 先発医薬品との違い

まず、ジェネリック医薬品とは、一体どんなお薬なのでしょうか?

お薬には、大きく分けて「先発医薬品(新薬)」と「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」の2種類があります。

 

🧪 先発医薬品(新薬)とは

製薬会社が、長い年月と莫大な研究開発費をかけて、新しい病気の治療法や、より効果的な成分を見つけ出して開発したお薬のことです。新しい成分なので、開発した製薬会社は特許を取得し、一定期間は独占的に製造・販売できます。この期間、そのお薬は「先発医薬品」として市場に出回ります。

 

🧪 ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは

先発医薬品の特許期間が切れた後に、他の製薬会社が製造・販売する、先発医薬品と全く同じ有効成分同じ量で作られたお薬のことです。「後発医薬品」とも呼ばれます。

「え、同じ成分なのに、なんで別の名前なの?」と思うかもしれませんね。これは、先発医薬品には開発元の製薬会社がつけた独自のブランド名(例:ロキソニン、ムコスタなど)があるのに対し、ジェネリック医薬品は一般的に有効成分の名前がつけられることが多いからです。

最も重要なポイントは、有効成分、効き目、安全性、品質が、先発医薬品と同等と国に認められているという点です。

安心してご使用いただけますよ✨

 

ジェネリック医薬品のメリット😊

では、ジェネリック医薬品を選ぶと、どのような良いことがあるのでしょうか?

1⃣ 経済的な負担を軽減できる!💰

これが一番大きなメリットと言えるでしょう。ジェネリック医薬品は、先発医薬品に比べて開発費用がかからないため、価格が安く設定されています。お薬代が安くなることで、患者さんの医療費の負担が軽くなり、経済的な理由で治療を諦めてしまうことが少なくなります。特に、長く飲み続ける必要のある慢性疾患のお薬では、この差が大きくなります。

 

2⃣ 医療費全体の抑制につながる!📈

ジェネリック医薬品の普及は、患者さんの負担だけでなく、国全体の医療費の削減にも貢献します。高齢化が進む日本では、医療費の増加が大きな課題となっており、ジェネリック医薬品の利用を促進することで、医療保険制度を維持していくことにもつながります。

 

3⃣ 選択肢が増える!🌈

ジェネリック医薬品の中には、先発医薬品にはない、味や形、剤形(錠剤、カプセル、粉薬など)を工夫したものもあります。例えば、「苦くて飲みにくい」というお子さん向けに甘い味をつけたり、錠剤が苦手な方のために小さいサイズにしたり、飲む回数を減らせるように改良されたものもあります。患者さんの生活スタイルや好みに合わせて、より飲みやすいお薬を選ぶことができるのは嬉しいですよね!

 

ジェネリック医薬品のデメリット(注意点)⚠️

もちろん、ジェネリック医薬品にもいくつか注意しておきたい点があります。

・添加物や製造方法の違い🧪

有効成分は同じですが、お薬の形を整えたり、味をつけたりするための添加物や、製造方法は、先発医薬品と異なる場合があります。そのため、ごく稀に、先発医薬品では問題なかったのに、ジェネリック医薬品に切り替えたらアレルギー症状が出た、体質に合わなかったというケースが報告されることもあります。もし、お薬を切り替えて体調に変化があった場合は、すぐに医師や薬剤師にご相談ください。

・種類がないお薬もある🌱

まだ特許期間が残っている先発医薬品や、そもそもジェネリック医薬品が開発されていないお薬も存在します。全てのお薬にジェネリックがあるわけではないので、その点はご理解ください。

・見た目や味が違うことがある🎨

先発医薬品とは、錠剤の色や形、パッケージが異なることがあります。また、苦味を抑えるためにコーティングを変えていたり、香料を加えていたりすることで、味やにおいが先発医薬品と異なると感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 

どうやって選べばいいの?👩‍⚕️

ジェネリック医薬品は、患者さんの医師で選択できます。また医師や薬剤師は、患者さんの希望を尊重し、ジェネリック医薬品への切り替えを提案することができます。

「ジェネリックに切り替えたい」というご希望があれば、診察の際や薬局で、遠慮なく医師や薬剤師にお伝えください。

「ジェネリック医薬品に変更できますか?」

「先発品とジェネリック品、どちらが良いですか?」

「以前、ジェネリックで体に合わないものがあったので、今回は先発品がいいです」

など、ご自身の希望やこれまでの経験を伝えていただくことが大切です。

当クリニックでは、患者さんが安心して治療を受けられるよう、お薬についても丁寧にご説明させていただきます。何か気になることや不安なことがあれば、いつでもお気軽にご相談くださいね。

ジェネリック医薬品を上手に活用して、無理なく賢く治療を続けていきましょう!💪✨

 

健康や病気について学べるクリニック
東京メトロ東西線葛西駅より徒歩5分 葛西内科皮膚科クリニック

 

【医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修】

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