内科・皮膚科疾患のお話
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【高尿酸血症】についてのよくあるご質問をまとめました。
Q.健診で尿酸(UA)が高いと指摘されました。症状は無いので放置してもいいですか?
A.血中の尿酸値が7.0mg/dL超えると高尿酸血症と呼びます。
現在自覚症状がない場合でも、放置してしまうと痛風発作や腎障害、尿路結石、動脈硬化など様々な合併症を起こすことがあります。
健康診断などで尿酸が高値を示した場合は、医療機関を受診しましょう。
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Q.痛風発作は何が原因で起こるのですか?
A.高尿酸血症の状態が続くと、血液に溶け切らない尿酸が結晶となり、体のあちこちに沈着してしまうことがあります。沈着した結晶が関節の中で剥がれ落ちると、白血球がそれを排除しようと攻撃します。この様にして起こる炎症を痛風発作と呼びます。
あるとき急に関節の腫れと激痛が出るのが特徴です。
足の親指の付け根に起こることが最も多いと言われています。
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Q.女性は痛風になりませんか?
A.痛風は男性に多く、痛風患者様のうち95%は男性と言われています。しかし女性の方でも痛風になる方はもちろんいらっしゃるので、もし尿酸が高いといわれた場合は一度医療機関を受診しましょう。
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Q.ビールはプリン体が多いと聞きました。ほかのお酒なら飲んでもいいですか?
A.たしかにプリン体の量はビールより日本酒、日本酒より焼酎(25度)の方が少なくなっています。
ですが実はアルコールそのものが尿酸値を上げる原因となっています。
アルコールを体内で代謝するときにプリン体が作られるのです。
また、乳酸という物質は尿酸が排泄されるのを阻害する働きがあるのですが、アルコールを飲むと体内で代謝され乳酸に代わってしまいます。
このため、ビールに限らず、尿酸値の高い人はお酒自体を控えることが大切となります。
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Q.痛風発作が起きた場合どうすればよいですか?
A.痛風発作が起きた場合、横になり患部(足が多いですね)を枕などで心臓より高い位置にします。冷たいタオルや氷水の入った袋などで冷やしましょう。
温めたりもんだりするのは逆効果なのでやめましょう。無理に歩き回らないように気を付けましょう。
また、医療機関を受診し、痛みを和らげるために抗炎症薬などを処方してもらいましょう。
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Q.痛風発作がおさまったら尿酸値は高くても放置していいですか?
A.高尿酸血症のままですと再び痛風発作がおこる可能性が高くなります。
しっかり尿酸値を下げる治療をしましょう。
痛風発作を起こしたことがある方は、尿酸値を6.0mg/dL以下にすることが目標となります。
尿酸値が6.0mg/dL以下であれば痛風発作は起こらなくなります。
また、それを継続することが大切となりますので、尿酸値を上げない生活習慣を続けることが大切です。
また、血中の尿酸の濃度は急に下がった場合も痛風発作が起こることがあります。
尿酸を下げる薬を服用する際は医師の指示に従いゆっくり尿酸値を下げていくことが大切です。
焦らず根気強く、高尿酸血症の治療を行っていきましょう。
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Q.尿酸値が高いと薬を飲まなければなりませんか?
A.段階によります。ほかに高血圧や腎障害、尿路結石などの合併症がある方などは薬を飲むことを勧められることが多いですが、合併症もなく、健康診断などで少し引っかかった場合などは生活習慣の見直しから始まることもあります。
一度医療機関を受診して医師とご相談することをお勧めします。
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Q.尿酸は一度上がると下がりませんか?
A.そんなことはありません。肥満を解消すると多くの人で尿酸値が下がるといわれています。
食事で気を付けるポイントとして、適正体重を守ること、プリン体のとりすぎに注意すること、野菜、海藻、牛乳などのアルカリ性食品を積極的にとることが大切です。
アルコールは減らしましょう。
もし何をどれだけ食べれば良いかわからなかったり、日々の食事の栄養バランスに疑問点がある方は一度管理栄養士さんから栄養指導を受けるのも良いと考えます。
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Q.食べるもの以外に普段から気を付けることはありますか?
A.水分を十分にとること、適度な有酸素運動をすること、ストレスをためないようにすることが大切となります。
水分は1日2Lを目安にとりましょう。ジュースなどソフトドリンクで摂取してしまうと糖分をとりすぎてしまうので、水かお茶にしましょう。
(※心不全や腎不全などで水分制限を受けていない場合となります)
水分をたくさんとると尿の量が増えます。尿酸は尿から排泄されるので、尿量が増えることによって体外に排泄されやすくなります。
運動は過度な筋トレなどの激しい運動よりも週3回、ウォーキングや水泳などの軽い有酸素運動を継続することが大切です。
ストレスも尿酸値を上げやすくしてしまいます。自分なりのストレス解消法を見つけてて発散していきましょう。
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当院では管理栄養士による患者様と1対1の栄養指導を行っております。
もし日々のお食事でお悩み、疑問点などがございましたらぜひ一度ご検討ください。高尿酸血症で栄養指導を受けられた方も多数おられます。
興味がございましたらお気軽に内科を受診下さい。
葛西内科皮膚科クリニック