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内科・皮膚科疾患のお話

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知っておきたい!更年期障害との向き合い方

こんにちは! 葛西内科皮膚科クリニックの看護師です😊

「最近、なんだか体調がすぐれない…」「イライラすることが増えた気がする…」と感じることはありませんか?
もしかしたら、それは「更年期障害」のサインかもしれません。更年期は、女性なら誰もが経験する自然な体の変化ですが、その症状は人それぞれで、つらいと感じる患者さんも少なくありません。

今回は、更年期障害について、どんな症状があるのかどのような治療法があるのか、そして日常生活でできることまで、詳しく分かりやすく解説していきます。一人で抱え込まず、ご自身の体と心の変化に寄り添い、快適に過ごすためのヒントを見つけていきましょう!✨

 

更年期障害ってなに?🤔

更年期とは、閉経を挟んだ前後約10年間を指します。日本人女性の場合、平均的な閉経年齢は50歳前後ですので、一般的には40代半ばから50代半ば頃が更年期にあたります。

この時期に、女性ホルモンの一つである「エストロゲン」の分泌量が急激に減少することで、ホルモンバランスが大きく変化します。この変化に体がうまく適応できず、心や体に様々な不調が現れることを「更年期障害」と呼びます。

 

こんな症状に心当たりはありませんか?😥

更年期障害の症状は多岐にわたり、現れ方も患者さんによって様々です。一つだけの症状が出る方もいれば、複数の症状に悩まされる方もいらっしゃいます。

 

【体の症状(身体症状)】

・ホットフラッシュ:突然カーッと熱くなり、汗が噴き出す💦

・のぼせ・ほてり:顔や体が熱くなる🔥

・冷え:手足が冷える、寒気を感じる🥶

・動悸・息切れ:心臓がドキドキする、息苦しい🫀

・肩こり・腰痛・関節痛:体がだるい、あちこちが痛む😩

・疲労感・倦怠感:体が重く、疲れやすい😴

・頭痛・めまい:ズキズキする頭痛や、ふわふわするめまい😵‍💫

・不眠:寝つきが悪い、夜中に目が覚める、熟睡できない🌃

・皮膚や粘膜の乾燥:肌がかさつく、デリケートゾーンの不快感💧

・頻尿・尿もれ:トイレが近くなる、くしゃみなどで漏れてしまう🚻

 

【心の症状(精神症状)】

・イライラ・怒りっぽい:些細なことで感情的になる😠

・不安感・憂鬱感:漠然とした不安を感じる、気分が落ち込む😔

・集中力の低下・物忘れ:集中できない、うっかりミスが増える💭

・意欲の低下:何もやる気が起きない😞

これらの症状は、日常生活に大きな影響を与えることもあります。

 

更年期障害の治療法🏥

更年期障害の症状を和らげ、快適な生活を送るための治療法はいくつかあります。患者さんの症状や状態、希望に合わせて、医師が最適な治療法を提案します。

➀ホルモン補充療法(HRT)

減少したエストロゲンを補う治療法です。飲み薬、貼り薬、塗り薬など様々なタイプがあります。

・メリット:ホットフラッシュやのぼせ、発汗などの血管運動神経症状に特に効果的です。骨密度の維持にも役立ち、骨粗しょう症の予防にもつながります。

・注意点:治療を開始する前に、患者さんの健康状態や既往歴を詳しく確認し、適切かどうかを判断します。

 

②漢方薬

患者さん一人ひとりの体質や症状に合わせて、様々な種類の漢方薬が処方されます。体全体のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目指します。ホルモン補充療法が合わない方や、抵抗がある方にも選択肢の一つとなります。

 

③対症療法

特定の症状が強い場合に、その症状を和らげるためのお薬が処方されることがあります。例えば、不眠には睡眠導入剤、精神的な症状には抗不安薬や抗うつ薬などが用いられることがあります。

 

プラセンタ療法(自費診療の場合あり)

「プラセンタ」とは、胎盤から抽出されたエキスのことです。プラセンタには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素など様々な栄養素が含まれており、自律神経の調整作用血行促進作用抗炎症作用美肌効果など、幅広い効果が期待されています。 更年期障害の症状緩和にも用いられることがあり、ホルモン補充療法ができない患者さんや、他の治療と併用したい患者さんにとって、選択肢の一つとなります。

当院でもプラセンタ注射がありますので、ご希望の患者さんは医師にご相談ください。

詳しくはコチラ

 

日常生活でできること🍀

治療と並行して、ご自身の生活習慣を見直すことも、症状の緩和に繋がります。

 

バランスの取れた食事

・女性ホルモンに似た働きをする「大豆イソフラボン」を多く含む大豆製品(豆腐、納豆、豆乳など)を積極的に摂りましょう。

・骨の健康のために、カルシウムやビタミンDも意識して摂取しましょう。

・栄養バランスの取れた食事を心がけ、偏食を避けましょう。

 

適度な運動

・ウォーキング、軽いジョギング、ヨガ、ストレッチなど、無理のない範囲で体を動かす習慣を持ちましょう。

・運動は、ストレス解消や気分転換になるだけでなく、骨密度の維持にも役立ちます。

 

質の良い睡眠

・規則正しい生活を送り、十分な睡眠時間を確保しましょう。

・寝る前にリラックスできる時間(温かいお風呂に入る、アロマを焚くなど)を作るのもおすすめです。

 

ストレスをためない工夫

・趣味に没頭する時間を作ったり、友人や家族と話したり、自分なりのリフレッシュ方法を見つけましょう。

・ストレスは更年期症状を悪化させる要因にもなりますので、上手に発散することが大切です。

 

体を冷やさない

特に首元、足元、お腹周りを温めるように心がけましょう。冷えは血行不良を招き、様々な不調の原因になります。

 

カフェイン・アルコールの摂取を控える

過度なカフェインやアルコールの摂取は、ホットフラッシュや不眠を悪化させる可能性がありますので、控えめにしましょう。

 

一人で悩まずご相談ください🌸

更年期は、女性の体にとって大きな転換期です。つらい症状に悩まされている患者さんは、決して一人ではありません。当クリニックでは、患者さん一人ひとりの症状や悩みに寄り添い、最適なサポートを提供できるよう努めています。

「こんなこと相談していいのかな?」と迷うようなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。私たち看護師も、患者さんの心と体の健康を全力でサポートさせていただきます!😊

 

健康や病気について学べるクリニック
東京メトロ東西線葛西駅より徒歩5分 葛西内科皮膚科クリニック

 

【医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修】

 

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