内科・皮膚科疾患のお話
Blog
Blog
こんにちは!🏥 葛西内科皮膚科クリニックの看護師です!
前回のブログでは、食中毒の原因や症状、検査についてお話ししました。今回は、もし食中毒になってしまったときの対処法と、普段からできる予防策について詳しくご紹介します。
🎵食中毒の治療法:症状に応じた対処
もし食中毒の症状が出てしまったら、体の回復を最優先に考えましょう。
・安静
まずは無理せず体を休ませることが大切です。横になってゆっくり過ごしましょう。🛌
・水分補給
下痢や嘔吐で体から水分や電解質が失われます。脱水にならないよう、 経口補水液などを少量ずつ、こまめに摂 取してください。スポーツドリンクも有効ですが、糖分が多いものもあるので、成分表示を確認すると良いでしょう。💧
・食事療法
胃腸に負担をかけないよう、消化の良いものを少量ずつ摂るように心がけてください。おかゆ、うどん、すりおろしたリンゴなどがおすすめです。脂っこいものや刺激物、乳製品は避けるようにしましょう。🍚🍎
・対症療法(投薬)
症状に応じて、クリニックでは整腸剤、吐き気止め、解熱剤などが処方されることがあります。自己判断で市販薬を使用せず、必ず医師の指示に従ってくださいね。
細菌やウイルスが原因と特定された場合、必要に応じて抗菌薬や抗ウイルス薬が投与されることがあります。これは原因菌を特定してから判断されることが多いです。
症状が重い場合や、高齢の方、小さなお子さん、持病がある方、妊婦さんは、迷わず医療機関を受診してください。早めの受診が重症化を防ぐ鍵となります。
🎵普段気を付けるべき生活習慣:食中毒予防の徹底
食中毒を予防するためには、日頃から以下の「食中毒予防の3原則」を守ることが非常に大切です。梅雨の時期は特に、これらの対策を徹底して、食中毒のリスクをぐんと減らしましょう!💪
1️⃣細菌を「つけない!」
・食品の購入
新鮮な食品を選び、表示をしっかり確認しましょう。お肉やお魚は、汁が漏れないようにビニール袋に入れるなどして、他の食品と分けて持ち帰ると安心です。
購入後は、できるだけ早く冷蔵庫や冷凍庫に保管してくださいね。🛒🛍️
・調理前・食事前の手洗い
調理を始める前、食事の前、トイレの後などには、必ず石鹸と流水で丁寧に手を洗いましょう。指の間や爪の先までしっかり洗うのがポイントです。✋🧼
・調理器具の衛生
まな板、包丁、スポンジなどの調理器具は、使ったらすぐに洗い、熱湯や塩素系漂白剤で消毒しましょう。生肉や魚介類を扱った調理器具は、他の食品に使い回さないようにするのが鉄則です。使い捨てのゴム手袋やビニール袋などを活用するのも良い方法です。
2️⃣ 細菌を「増やさない!」
・食品の保存
冷蔵庫や冷凍庫の温度管理を徹底しましょう。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫は-15℃以下が目安です。温度計を置いて確認するのもおすすめです。🌡️
食品は密封容器に入れて保存し、冷蔵庫に詰めすぎないようにしましょう。空気が循環するスペースを作ることで、庫内が冷えやすくなります。🗄️
調理済みの食品や残り物は、粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に保管し、できるだけ早く食べきるようにしてください。温め直す際も、十分に加熱しましょう。🍜
3️⃣ 細菌を「やっつける!」
・十分な加熱
加熱が必要な食品は、中心部まで十分に火を通しましょう。特に、お肉やお魚は生焼けにならないよう、中心部の色が変わるまでしっかりと加熱することが重要です。中心温度が75℃で1分間以上加熱が目安です。🔥🍳
食事の注意点
・調理後、時間が経ちすぎた食品は食べないようにしましょう。特に、常温に長時間放置された食品は要注意です。
・少しでも異臭がしたり、見た目に異変を感じた食品は、もったいないと思わずに、決して口にしないでください。
これらの予防策を実践することで、食中毒のリスクを大幅に減らすことができます。梅雨の時期を安全に過ごすために、ご家族皆様で食中毒予防を心がけましょう。👪
もし、体調に異変を感じた場合は、我慢せずに早めに医療機関を受診してください。葛西内科皮膚科クリニックは、皆様の健康をサポートするため、いつでもお待ちしております。👩⚕️🩺
健康や病気について学べるクリニック
東京メトロ東西線葛西駅より徒歩5分 葛西内科皮膚科クリニック
【医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修】