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内科・皮膚科疾患のお話

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梅雨時期と食中毒について

こんにちは!🏥 葛西内科皮膚科クリニックの看護師です!

今日は、暑くなってきたこの時期に気をつけたい食中毒の原因や症状についてお話しします。

 

食中毒は、細菌やウイルス、寄生虫、または自然毒などによって汚染された食品を食べたときに起こる、体の不調のことです。
梅雨の時期は、どうして食中毒が起こりやすいのでしょう??しっかり対策をして、食中毒から身を守りましょう!✨

 

🎵梅雨に食中毒が多い理由

高温多湿な環境🌡️

 気温が20℃以上、湿度が70%以上になると、細菌はとても元気になります。💪
梅雨の時期はまさにこの条件が揃いやすくて、食品の中で細菌があっという間に増えてしまいます。💦

細菌の活動🦠

カンピロバクターサルモネラ菌腸炎ビブリオなどの細菌は、この時期にぐんぐん活動が活発になります。
これらの細菌は、しっかり火が通ってないお肉やお魚、汚れた調理器具などを介して食べ物を汚染し、食中毒の原因になってしまいます。😱

免疫力の低下🩹

梅雨の時期は、気候の変化や体調不良で、免疫力がちょっと下がりやすい方もいらっしゃいますよね。😔
免疫力が下がっていると、ほんの少しの菌でも食中毒になるリスクが高まります。

 

🎵主な症状

食中毒の症状は、原因となる菌の種類によって違いますが、一般的にはこのような症状が出ることが多いです。

・お腹の痛み

 胃や腸がズキズキ痛んだり、差し込むような痛みがする

 ・下痢

 水っぽい便が出たり、何度もトイレに行きたくなる

・吐き気・嘔吐

 ムカムカと胃もたれのような症状がでて戻してしまう

・発熱

 37℃以上のお熱が出る

・だるさ

 体がだるくて力が入らない

これらの症状は、汚染されたものを食べてから数時間~数日後に現れることが多いです。

 

🎵原因となる食品

梅雨の時期に特に気をつけたい食品と、そこに潜んでいる可能性のある病原体は以下の通りです。

生肉・加熱不十分な肉

 カンピロバクター、サルモネラ菌(鶏肉、豚肉、牛肉など)🥩

・生魚介類

 腸炎ビブリオ、ノロウイルス(お魚、貝類など)🍣

・卵

 サルモネラ菌(生卵、ちゃんと火が通ってない卵料理)🥚

・おにぎり、お弁当

 黄色ブドウ球菌(人の手指からうつることが多いです!)🍙🍱

・野菜、果物

 ノロウイルス、E型肝炎ウイルス(汚染された水で育てられたり、洗われたりしたもの)🥬🍎

 

🎵どのように診断されるのか

食中毒が疑われる場合、当院では患者様の症状を詳しくお伺いして、適切な検査を行います。

・問診:患者様の症状や、最近食べたもの、いつ食べたかなどを詳しくお伺いします。👂

・検便:便を採取して、原因となる細菌やウイルス、寄生虫などを調べます。🔬

・血液検査:体に炎症が起きてないか、脱水になっていないかなどを確認します。🩸

これらの検査結果をもとに、食中毒の原因を特定して治療をしていきます。
特に、ご高齢の方、赤ちゃんや小さなお子さん、持病がある方、妊婦さんなど、重症化しやすい方は、症状が軽いうちでも迷わず病院に来てください。 自己判断で市販のお薬を使うと、かえって症状が悪くなってしまうこともあるので、要注意です。

 

 

 今回は食中毒の原因と症状、検査方法についてお話ししました!

もし、「あれ?おかしいな?」と感じたら、我慢せずに早めに医療機関を受診してください。当クリニックでは、患者様一人ひとりの症状に合わせた丁寧な診察と治療を行っていますので、ご安心ください☺️

次回は具体的な食中毒の対策方法についてお話しします!💪
日々の生活で実践できる予防策を詳しく解説するので、ぜひお楽しみに!✨

 

健康や病気について学べるクリニック
東京メトロ東西線葛西駅より徒歩5分 葛西内科皮膚科クリニック

 

【医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一 監修】

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