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内科・皮膚科疾患のお話

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口唇ヘルペスについて

■口唇ヘルペスってどんな病気?

口唇ヘルペスは、唇やその周りにピリピリ、チクチクするような違和感やかゆみが生じた後、軽い痛みを伴う水ぶくれができる病気です。

疲れた時や発熱時などの免疫が低下しているときに症状が出ます。

症状の出る頻度は数年に1回という方から1年に数回出るという方までさまざまです。

初めて症状が出るときには、水ぶくれがたくさんできていることがあります。

再発の場合には水ぶくれは少なくなり、症状が出る範囲も狭くなります。

 

■口唇ヘルペスになるには

口唇ヘルペスは【単純ヘルペスウイルス】というウイルスに感染することで起こる病気です。

症状が出ている人の水ぶくれ、唾液、涙液などに接触することで感染します。

特に水ぶくれの中にはウイルスが沢山存在するため注意が必要です。

またウイルスが付着したタオルやコップなどの物を介して感染することのあります。

症状が出ていなくても、唾液などにウイルスが含まれていることがあります。この時にキスや頬ずりをすると移る可能性があります。

 

■再発するには

単純ヘルペスウイルスは一度感染すると生涯にわたって神経に潜伏します。

健康な時は、潜伏しているウイルスは免疫によって抑えられていて活動できないため症状は出ません。しかし発熱、疲労、ストレス、強い紫外線、外傷などの刺激により免疫が低下してウイルスが活動し始めると症状が出てきます。

 

■治療方法

口唇ヘルペスの治療には、ウイルスの増加を抑える【抗ヘルペスウイルス薬】の飲み薬や塗り薬を使います。

このお薬はウイルスが増殖しているときに効果を発揮しますので、症状が出たらできるだけ早く使い始めることが重要です。お薬を使用することで症状を軽減し、治癒までの期間を短くすることができます。

お薬を使用しても2日ほどは症状が悪化することがあります。自己判断でお薬の服用方法を変えたりせず、医師の指示通りに服用してください。

また、唇やその周りにピリピリ、チクチクするような違和感が出てきた早い段階ですぐに治療を始められるように、あらかじめ飲み薬をお渡しできる場合があります。

再発を何度も繰り返す方は医師に相談してみましょう。

 

■日常生活での注意点

○症状が出ていないときの注意点

栄養のバランスがとれた食事と十分な睡眠、適度な運動により、疲れやストレスを溜めないようにしましょう。

疲れているときや体調がすぐれないときは、強い紫外線を浴びる屋外でのレジャーは控えましょう。

 

○症状が出ているときの注意点

かさぶたは取らないようにしましょう。

人にうつさないように、水ぶくれに触れたら、せっけんを使て手をきれいに洗いましょう。

タオルやコップは共有しないようにしましょう。

赤ちゃんとの接触は出来るだけ避けましょう。赤ちゃんはウイルスに感染すると重い症状を起こす恐れがあります。赤ちゃんのお世話をするときは手をきれいに洗いましょう。

また、患部が赤ちゃんに接触しないように注意しましょう。

患部を清潔に保つため、症状が出ているときもせっけんや洗顔料をよく泡立てて優しく洗いましょう。

保湿剤などを用いたスキンケアや化粧水をする場合は、背下気になる事もありますので、患部は避けましょう。

 

何かご不明点ございましたら当院までお問い合わせください。

東京メトロ東西線・葛西駅西口より徒歩5分、葛西内科皮膚科クリニックです。

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