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内科・皮膚科疾患のお話

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帯状疱疹について

【帯状疱疹】についてのよくあるご質問をQ&Aにまとめました。

 

Q.20代ですが帯状疱疹といわれました。若くても帯状疱疹になりますか?

A.帯状疱疹は50~70歳代に多い病気です。

しかしどの年代でも発症する可能性があります。

若い方でも過労やストレスが引き金となることが多いので気を付けましょう。気になる症状が出た場合はすぐに皮膚科を受診してください。

 

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Q.帯状疱疹を防ぐ方法はありますか?

A.帯状疱疹ワクチンがあります。自費診療となりますので一度クリニックまでお問い合わせください。

またストレスや疲労が発症のきっかけとなることが多いので、普段の生活から疲労やストレスを貯めないように気を付けましょう。

 

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Q.帯状疱疹は1度かかると2度とかからないと聞きましたが本当ですか?

A.通常は生涯に1度しかかからないといわれていますが、まれに再発することがあります。

近年は高齢化に伴い生涯に2度以上かかる方も増加しているといわれています。

 

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Q.帯状疱疹の症状を教えてください。

A.帯状疱疹は頭から足まで身体のどこにでもできます。一般的には身体の左右どちらかに帯状にあらわれます。

ピリピリとした痛みがあり、続いて赤い斑点ができます。小さな水ぶくれができることもあります。

水ぶくれが出来た場合はつぶさないようにしましょう。

また、合併症として頭痛や発熱が見られることもあります。

顔面に帯状疱疹が出た場合、角膜炎や結膜炎を引き起こす可能性があります。

まれに耳鳴や難聴、顔面神経麻痺などがでることがあり、これをラムゼイ・ハント症候群といいます。

 

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Q.帯状疱疹の原因は何ですか?

A.身体の中に潜んでいたヘルペスウイルスの一種(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって起こります。

はじめて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると水疱瘡として発症します。

水疱瘡が治っても、体内にはウイルスが残存し続けます(潜伏感染)。

加齢やストレス、過労などが引き金となり、免疫力が低下すると潜伏していたウイルスが活動を始めてしまい、神経から伝わり皮膚に帯状疱疹として症状が出ます。

 

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Q.帯状疱疹はどういった治療をしますか?

A.帯状疱疹の治療として、まず抗ヘルペスウイルス薬にてウイルスの増殖を抑えます。

抗ヘルペスウイルス薬により、急性期の皮膚症状や痛みなどをやわらげ、治るまでの期間を短縮します。

また合併症や後遺症を抑えることも期待できます。抗ウイルス薬を処方された際は途中で症状が改善してもしっかりと医師の指示通り飲み切りましょう。

効果には2日程度かかるといわれていますので、飲んですぐ効果が出なくてもご自身の判断で倍量などせず医師の指示通り服用してください。

痛みが強く出た場合、消炎鎮痛薬が使われたりすることもあります。

 

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Q.帯状疱疹の後遺症がつらいです。治るのにいつまでかかりますか?

A.帯状疱疹治療後、皮膚症状は治まってもピリピリする痛みが持続することがあります。これは帯状疱疹後神経痛という後遺症です。

急性期の炎症によって神経に強い損傷が生じたときにおこります。

帯状疱疹の皮膚症状が重症だったり、痛みが強かったり、高齢者の方に帯状疱疹後神経痛が残りやすいといわれています。

治るまでの期間は人によって様々ですが、後遺症が残った場合短い方は数カ月、長い方は数年間痛みが続くといわれています。

辛いですが根気よく治療していきましょう。

皮膚科にて痛み止めを継続処方することが多いですが、後遺症がつらい方は場合によってはペインクリニックなどにご紹介する場合もあります。

ご希望の方は医師にご相談下さい。

 

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Q.帯状疱疹になりました。家族に感染する可能性はありますか?

A.帯状疱疹自体が他人にうつることはありませんが、水疱瘡にかかったことのない乳幼児には水疱瘡を発症させる可能性があります。

お子様とお風呂など一緒に入っている場合は別々に入浴しましょう。また患部をお子様に触れさせないようにしましょう。

 

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Q.帯状疱疹といわれました。日常生活で注意することはありますか?

A.できるだけ安静にし免疫力が低下しないようにしましょう。

十分な睡眠や休息、栄養をとりましょう。

また患部が冷えると痛みがひどくなるので、できるだけ温めて血行を良くしましょう。

水ぶくれができた場合は破らないようにしてください。

小さなお子様との接触は控えてください。

 

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小児皮膚科も行っております。乳幼児から高齢者までお気軽にお越しください。

葛西内科皮膚科クリニック

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