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内科・皮膚科疾患のお話

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水虫について➁

■水虫になったらどうする?

水虫はカビの一種である白癬菌が原因で発症します。殺真菌効果のある薬を使用することで症状の改善が期待できます。

水虫には「皮膚のひび割れがある」「乾燥している」「ジュクジュクしている」「水疱がある」など、様々な症状があります。症状に応じた薬の選び方や正しい使用方法を理解しておきましょう。

 

■医療機関での受信をお勧めする場合

下記に当てはまる場合は早めに医療機関を受診しましょう。

●爪の水虫(爪白癬)、しらくも(頭部白癬)の場合

→一般の水虫用外用薬では効果が期待できないので、皮膚科を受診して下さい

●湿疹か水虫かよくわからない場合

●患部が顔面、陰嚢、粘膜、或いは広範囲に広がっている場合

●患部が化膿している、炎症がひどい、亀裂や外傷があるなどの場合

●妊婦∪妊娠していると思われる人、乳幼児、アレルギー体質の人の場合

●ほかの病気で受診している人、他の皮膚薬を使っている人などの場合

 

■かゆみがなくなったら治った?

水虫の治療には、皮膚に入り込んだ白癬菌を殺菌する抗真菌薬の入った薬を使います。しばらく使ってかゆみなどの症状が治まっても、角質の奥深くに入り込んだ菌が生きていることがあるため、皮膚が新陳代謝により新しく入れ替わるまでの間、少なくとも1.2カ月以上は根気よく薬を使用し続けることが肝心です。

 

■予防するには?

水虫を予防するためには、原因である白癬菌が好むじめじめした環境を作らないことが大切です。

毎日のケアで足まわりを清潔に保ちましょう。

 

●体を清潔に保つ

足は蒸れやすく不潔になりやすいので、白癬菌の大好きな環境になりがち。毎日の入浴で足をこまめに洗いましょう。

忘れやすい指や指の間も石鹸で丁寧に洗うように心がけます。角質を傷つけると白癬菌が入り込みやすいため、軽石や角質取りは使用は控えます。

●家庭内を清潔に保つ

家族に水虫の人がいるときは、浴室の足ふきマットや共用のスリッパなどから感染することが多いので、頻繁に洗ってよく乾燥させて使用することが大切です。

あまり神経質になりすぎる必要はありませんが、床や畳の掃除もできるだけこまめに行いましょう。

●靴や靴下の工夫で湿気を避ける

密閉性の高い革靴・ハイヒールなどは指の間を湿りやすくするので、自分の足に合った通気性の良い靴を選びましょう。

1日履いた靴は湿気を多く含み、菌が繁殖しやすくなるため数足を毎日履き替えるように心がけます。

靴下はナイロン製のものを避け、吸湿性の高い木綿・麻素材を選び、よく洗ったものを毎日履き替えましょう。

●素足で利用する施設に行った後は気をつける

銭湯や温泉、プールやフィットネスクラブなど、沢山の人が素足で利用する施設では、白癬菌が足に付着しやすいので、感染しないようよく洗い流し、菌が繁殖しやすい環境を作らないように気をつけましょう。

 

何かご不明点ございましたら当院までお問い合わせください。

東京メトロ東西線・葛西駅西口より徒歩5分、葛西内科皮膚科クリニックです。

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