症状の特徴
かゆみは局所的または全身的に現れ、日中よりも夜間に強く感じることがあります。掻いてしまうことで一時的には楽になりますが、皮膚を傷つけてしまい、症状を悪化させてしまうことも少なくありません。
かゆみが起こる原因
かゆみの原因はさまざまで、以下のようなものが考えられます。
- 皮膚の乾燥:特に冬場や高齢になると皮膚が乾燥しやすくなります。
- アレルギー反応:食物、薬、花粉、ダニなどに対する反応。
- 皮膚疾患:アトピー性皮膚炎や蕁麻疹、乾癬などが関与します。
- 内臓疾患:肝臓や腎臓の機能低下による体内の老廃物の蓄積も原因になります。
- ストレスや生活習慣:かゆみを助長する要因となることがあります。
かゆみの種類
かゆみには大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
- 急性のかゆみ:虫刺されや一時的な刺激が原因で、短期間で自然に治まることが多いです。
- 慢性的なかゆみ:長期間続くもので、アトピー性皮膚炎や乾癬などの病気が背景にあることが多いです。
かゆみの発生部位ごとの特徴
- 頭皮:脂漏性皮膚炎や乾燥などが原因になることがあります。
- 顔:アトピーや接触性皮膚炎により症状が出やすい部位です。
- 手足:乾燥肌や湿疹が多く見られる部位です。
- 背中・腹部:内臓の病気が関連するかゆみが現れることもあります。
かゆみを引き起こす主な疾患
- アトピー性皮膚炎:慢性的な皮膚炎で、強いかゆみを伴うのが特徴です。
- 蕁麻疹:急な発疹と強いかゆみを伴う皮膚のアレルギー反応です。
- 乾癬:皮膚が赤くなり、鱗屑(フケのようなもの)が出る慢性疾患です。
- 肝疾患・腎不全:体内の老廃物がうまく排出されず、全身にかゆみが出ることがあります。
かゆみを和らげるために自分でできる対処法は?
ご自宅でできるケアとして、以下の方法があります。
- 保湿をしっかり行う:毎日の保湿ケアで乾燥を防ぎましょう。
- 刺激の少ない石けん・洗剤を使う:肌への刺激を最小限に抑えます。
- 熱すぎるお湯は避ける:ぬるま湯で優しく洗いましょう。
- 肌に優しい衣類を選ぶ:綿などのやわらかい素材を身につけましょう。
- 掻かない工夫をする:冷やす、保湿するなどの方法で掻く前に対処しましょう。
受診をした方が良い場合は?
次のような症状がある場合は、皮膚科の受診をおすすめいたします。
- かゆみが数週間以上続く
- 皮膚に赤み、発疹、ジュクジュクなどの異常がある
- 夜間や入浴後にかゆみが強くなる
- 全身に広がっている
- 市販薬で改善が見られない
どのような検査が必要で、何を調べる?
- 視診・問診:まずはお肌の状態や生活習慣を丁寧に確認します。
- 血液検査:アレルギー反応や内臓の働きを確認します。
- アレルギー検査:特定のアレルゲンに反応しているかを調べます。
どのような診断と治療が行われるの?
- 診断:かゆみの種類や範囲、背景疾患を確認し、総合的に判断します。
- 治療:主に保湿剤、抗ヒスタミン薬、ステロイド外用薬などが使われます。原因によっては内服薬や光線療法が必要なこともあります。
どのような診察が行われるの?
- 患者様のお話を丁寧にうかがい、皮膚の状態をしっかり観察します。
- 必要に応じて、血液検査やアレルギー検査をご提案させていただきます。
- 再診では経過を見ながら治療を調整していきます。
最後に…
かゆみは、日常生活に大きなストレスを与える症状のひとつです。しかし、原因を特定して適切に対処すれば、症状の改善は十分に期待できます。「ただのかゆみ」と我慢せず、気になる症状が続く場合はお気軽に葛西内科皮膚科クリニックへご相談ください。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~~