胸やけは、多くの患者様が経験される不快な症状です。しかし、放置すると重大な疾患のサインであることもあります。
胸やけとは?
胸やけは、胸のあたりに焼けるような痛みや不快感を感じる症状で、胃酸が食道に逆流して起こります。
医学的には「逆流性食道炎」や「逆流性食道疾患(GERD)」と呼ばれています。
胸やけ症状の特徴
・胸の中央で感じる焼けるような痛みや不快感
・食後や横になると症状が悪化することが多い
・酸っぱい液体が口に上がってくる感じ
・咳や喉の違和感、喘鳴(ぜんめい)を伴うこともあります
胸やけが起こる原因
・食道の下部括約筋がゆるむこと
・食道の運動機能が低下すること
・胃酸が過剰に分泌されること
・脂っこい食事、アルコール、カフェインの摂取
・肥満や妊娠による腹圧の増加
・喫煙やストレスの影響
胸やけの種類
胸やけは症状の現れ方や持続時間によって大きく分けて2つのタイプがあります。
【急性型胸やけ】
脂っこい食事や大量のアルコール摂取後に突然起こり、数分から数時間で治まることが多い一過性の胸やけです。
たとえば、飲み会の翌日に胸が焼けるような感じがする場合などが典型例です。
ストレスや一時的な食道の運動障害も原因となります。
【慢性型胸やけ】
週に2回以上、長期間続く胸やけです。逆流性食道炎などの病気が関与していることが多く、
放置すると食道の粘膜に炎症が生じるため注意が必要です。
慢性型の場合は、日常生活に支障をきたすこともあるため、受診をおすすめします。
胸やけの発生部位ごとの特徴
【胸の中央(胸骨の裏側)】
焼けるような痛みや圧迫感を感じることが多く、胃酸が食道の下部に逆流することで起こります。
たとえば、食後に胸の奥が熱くなる感じが典型的です。
【喉の奥や喉もと】
酸っぱい液体が上がってくる感じや、喉の違和感、声のかすれを伴うことがあります。
胃酸が食道上部や喉まで逆流している状態で、慢性的に続くと喉の炎症や咳が悪化することもあります。
【背中や肩甲骨周辺】
胃酸の逆流が神経に影響して、背中の痛みや違和感を感じることがあります。
特に進行した胃食道逆流症(GERD)で見られることがあり、普段の胸やけとは異なる痛みとして注意が必要です。
胸やけを引き起こす主な疾患
・逆流性食道炎(GERD)
・食道裂孔ヘルニア
・胃潰瘍や十二指腸潰瘍
・食道がん(進行期)
胸やけを和らげるために自分でできる対処法は?
・食後すぐに横にならないようにしましょう。
・食事の量を控えめにし、回数を増やすことを心がけてください。
・脂っこい食事や刺激物は避けるようにしましょう。
・アルコールやカフェインの摂取は控えめに。
・禁煙を心がけてください。
・ストレスを減らし、リラックスする時間を大切にしましょう。
受診をした方が良い場合は?
・胸やけが週に2回以上続くとき
・生活習慣を改善しても症状が改善しないとき
・吐血や黒色便、体重減少、嚥下困難があるとき
・胸痛や呼吸困難を伴うとき
どのような診察が行われるの?
・症状の詳細な聞き取り(発症時期、頻度、悪化因子など)
・生活習慣や食生活の確認
・身体診察(腹部の触診など)
・必要に応じて検査の実施
どのような検査が必要で、何を調べる?
・内視鏡検査(胃カメラ):食道や胃の粘膜の状態を直接観察します。・食道内圧検査:食道の筋肉の動きを評価します。
・X線検査:食道の形や動きを確認します。
どのような診断と治療が行われるの?
・診断は問診、検査結果を総合的に評価して行います。
・治療は生活習慣の見直しが基本で、必要に応じて薬物療法(プロトンポンプ阻害薬など)を行います。
・重症例や合併症がある場合は手術を検討することもあります。
最後に…
胸やけは身近な症状ですが、慢性化すると生活の質を下げるだけでなく、重篤な病気につながることもあります。
気になる症状が続く場合は早めに葛西内科皮膚科クリニックを受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
日々の生活習慣の見直しも大切にしてくださいね。
~~監修 医療法人社団 俊爽会 理事長 小林俊一~~

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