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内科・皮膚科疾患のお話

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りんご病について

りんご病は、正式には「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」という名前です。
パルボウイルス(ヒトパルボウイルスB19)というウイルスによって起こる病気です。
子供によく見られる病気の一つで、頬がりんごのように赤くなります。次に手足に紅斑という赤い発疹が出ます。
顔が赤くなる7日~10日前に、微熱や風邪のような症状が出るのも特徴です。
間違われやすい疾患として、風疹や溶連菌感染症があります。
りんご病かどうかの検査(血液検査など)は特効薬もないため通常行われません。代わりに溶連菌感染症の迅速キットで検査をして、溶連菌感染症の可能性を否定することになります。
(当院でも溶連菌感染症の迅速検査キットがございますので、溶連菌かどうかの検査は可能です)

りんご病は子供に多い病気ですが、大人もかかることがあります。大人のりんご病は重症化しやすいと言われています。
また大人の場合頬が赤くならないこともあります。
特に妊婦の方は妊娠中にりんご病が重症化すると、赤ちゃんに深刻な影響が出る恐れがあるため、りんご病かどうかを早期段階で確定診断する必要があります。
気になる症状がある方は早めに医療機関を受診しましょう。

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