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内科・皮膚科疾患のお話

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尿路結石について

腎臓で血液はろ過されて尿になり、尿は尿管を通って膀胱にたまります。膀胱にためられた尿は尿道を通り、体外に排泄されます。
この腎臓~尿管~膀胱~尿道を総称して「尿路」と言います。
尿路結石とは、この中のいずれかの場所に結石ができた状態のことを言います。
尿路結石の症状は結石のできる場所によって異なります。

腎臓の中に石があっても、通常痛みはありませんが、腎臓から石が落ちて尿管に詰まった場合、尿が先に流れてなくなり、腎臓が腫れる水腎症になることがあります。
結石により水腎症になると猛烈な痛みが生じます。背中やお腹に痛みを感じることが多くなります。
尿路結石には「とても痛い」イメージがあると思いますが、結石による非常に強い痛み症状の場合は尿管結石であることが多いです。
尿管結石であっても、結石が尿管を完全に塞いでいない場合は、「腰が重い」「腰の鈍痛」などの症状が出ることがあります。
膀胱結石は尿管結石のような激しい痛みはありません。排尿時の不快感や血尿など、膀胱炎の症状を訴える患者さんが多いと言われています。
ただ膀胱の先の尿道に結石がはまり込んでしまうと全く排尿できなることがあります。

尿路結石では、尿検査、超音波検査、レントゲン検査などを行います。CTを撮ることもあります。
当院では尿検査、超音波検査を主に行っております。CTが必要だと医師が判断した場合には提携病院先にご紹介させていただき、CT撮影をお願いしております。(結果は当院で説明をお受けいただきます)
腰に鈍痛がある、重い症状がある場合は尿管結石などの病気の疑いがありますので、気になる方は受診をお願いします。

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