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内科・皮膚科疾患のお話

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冬は低温やけどに気を付けましょう

やけどというと、熱湯や調理中の熱い油などの高温なもので起こすイメージがありますが、40-55度くらいのそれほど高い温度ではないものでもやけどになることがあります。
これを低温やけどといいます。
皮膚が薄い子供や老人の方、また糖尿病の方がなりやすく、低い温度でも長時間同じ場所を加熱されることで低温やけどとなってしまいます。深いやけどになることが多いです。
やけど直後にはほとんど変化が無く、発赤や水泡だけのこともあります。7~10日後頃に疼痛が出現し、皮膚が壊死することが多くなります。
気になる症状がある方はすぐに皮膚科を受診しましょう。
原因は湯たんぽが圧倒的に多いです。厚くタオルで巻いても低温やけどになることがありますので、寝る前に布団の中に湯たんぽで温め、布団に入る際に湯たんぽを布団からとってしまいましょう。そうすることで湯たんぽに長時間肌が触れることを防ぎ、低温やけどを防げます。
他に、ホットカーペット、温風ヒーターなども低温やけどの原因になりやすいです。体の同じ部分を長時間温めないようにしましょう。

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